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カーボンファイバーヒーターについて

Carbon Fiber Heater

素材に炭素繊維を使用した石英製ランプヒーター

水分を含んだ対象物(皮膚、食品等)、透明体(樹脂、ガラス等)の加熱に最適な中波長エネルギーを放射します。突入電流の発生がなく、素早い立ち上がりで、コントロールが容易に実現できます。

カーボンファイバーヒーターの特徴

水の吸収波長に最も近い中赤外線を放射

放射強度のピーク波長が2.5μm付近で、放射エネルギーの殆どが中赤外線の為、水(水分を含む対象物)や透明体(ガラスや樹脂)の加熱に最適です。

水の赤外線吸収特性とカーボンファイバーヒーターの分光輝度
突入電流の発生なし

金属系発熱体とは異なり、冷温時の抵抗値増減が小さく突入電流は全く発生しません、特別な保護回路は不要です。

早い立ち上がり時間、僅か3〜5秒で最高温度に到達

スイッチON/OFFとほぼ同時にエネルギーの立ち上がり、立ち下げを行うことが可能です。
複雑な加熱プログラムに対応する微妙な温度制御が可能になります。

カーボンファイバーヒーター立ち上がり時間
カーボンファイバーヒーター立ち下がり時間
形状、点灯方向が自由

発熱体に柔軟性のある素材を使用している為、直管型はもちろん、U字型、サークル状に加工が可能です。また、発熱体自体が軽量であり、点灯方向を選びません。しかも、耐衝撃性にも優れています。

カーボンファイバーヒーターの主な用途

  • 暖房機器:家庭用暖房機、浴室用暖房乾燥機、屋外用スポット暖房機
  • 塗装乾燥:自動車塗装乾燥機、水性塗料乾燥機、建材塗装乾燥機
  • 厨房機器:食品保温庫、食品乾燥機、各種ロースター、フライヤー、オーブン
  • 衛生機器:エアータオル熱源、加熱殺菌機
  • 製紙業界:吸水紙乾燥加熱、壁紙えんぼる成形プレ加熱
  • 印刷機器:インク定着用熱源、水性インク乾燥機、シート加工
  • 半導体製造:アニーリング装置、基盤乾燥装置
  • 事務用機器:複写機となー定着用熱源、パウチ用熱源
  • 農業機器:穀物乾燥用熱源、のり乾燥用熱源、水産物乾燥用熱源、冷凍庫霜取り
  • 産業機器:各種加熱炉、乾燥炉、恒温曹、真空加熱炉、表面処理熱源
  • 樹脂成形:樹脂乾燥加熱、真空成形加熱、ペットボトル成形加熱乾燥、金型保温加熱
  • 産業機器:包装機器(ヒートシール、シュリンクトンネル)プレス成形加工加熱炉、ガラス加工プレ加熱、合板加熱炉、ステンレスロール加熱炉他